こんにちはピートです。僕は「試験合格組」です。
- 大学4年目 …「簿記論合格」
- 専念1年目 …「財務諸表論合格」「消費税法合格」
- 専念2年目 …「法人税法合格」
- 社会人3年目…「固定資産税合格」
「4科目/5科目」を「大学生~試験専念時」に合格しているので比較的気楽にできましたが、それでも今思うと苦労は絶えませんでした。
今回は「税理士試験は独学で合格することは可能か?」について、僕の経験を基にお伝えしたいと思います。
お金をかけないで合格することが理想ですよね。
僕は専念時は、「深夜のコンビニ」でアルバイトしていました。
- 税理士試験を受験しようとしている人
- 税理士試験を独学で勉強しているが行き詰っている人
もちろん人によって考えが違うので、あくまで一人の「税理士試験5科目合格者」の意見と考えて頂ければと思います。
「独学」で勉強することについて
「独学」とは?
皆さん、「独学」で勉強するって具体的に何をイメージするでしょうか?
僕のイメージは下記の通りです。
- 「市販の参考書」又は「ネットオークションで昨年度の予備校のテキスト」を購入する。
- 「自宅」又は「カフェ・図書館」で勉強する。
- 「分からないこと」があればネットで調べる。
皆さんと概ねイメージは一致していますか?
独学の「意味」を辞書で調べても抽象的すぎて「?」だったので、自分のイメージを考えてみました。
今は「インターネット」で大体の情報を検索できますよね。
当時は5chの「出題予想」を頻繁にチェックしていました。
「独学」で勉強する理由は?
「独学」をで勉強する理由は何でしょうか?
- 近くに「資格の予備校」がない
- なるべく費用をかけたくない
他に理由はあるかもしれませんが、基本的には上記2つですよね。
近くに「資格の予備校」がなくても、今はweb講座を筆頭に勉強できる環境が昔と比べて充実しているので問題ないと思います。
ですので、「独学」で勉強する理由は、なるべく費用をかけたくないからですよね。
では、本当に「独学」で勉強することによってお金を節約できるかを考えてみたいと思います。
僕は専念時に「車の免許」を取りました。
ですので、お金がなく本当に大変でした。。
「独学」と「資格の予備校」の費用の比較
「簿記論」の場合
「独学」
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もちろんこれだけで合格できる保証はありませんが、「合格レベル」に達することは可能だと僕は思います。
「簿記論」と「財務諸表論」は独学でも可能だと思います。
税法だと少し話は変わりますが。。
「資格の予備校」
安い買い物ではありませんね。
ただし、「多種多様」なキャンペーンをしているので実際はもっと安く受講できると思います。
興味がある方は、実際に「資料請求」又は「受講相談」をしてみて下さい。
このお金があれば海外旅行いけますよね。
「独学」の一般的に語られているデメリットは何?
上記を考慮して、「独学で始めよう!」と考えた方、ちょっと待ってください。
「独学」のデメリットを冷静に考えてみましょう。
- 疑問点が生じたときに容易に質問できる環境がない
- 勉強スペースの確保が難しい
- タイムリーな情報が入ってこない
- 勉強仲間ができずモチベーションの維持に苦労する
- 勉強仲間ができず自分の勉強方法が正しいか不安になる
皆さん、どう思いますか?
これらの意見に共有して、「独学」で勉強することは諦めようとしていますか?
それとも、「こんなのデメリットではない!」と考えますか?
僕は、「確かにデメリットではあるが対応は可能」だと考えます。
まず、現代は「ネット環境」が非常に発達しています。
ですので、「疑問点」が生じたら検索すれば大抵のことは解決すると思います。それに市販のテキストは分かりやすく作りこんでいるので、根本的な部分が分からないといったことはないと思います。
「タイムリーな情報」に関しても、ネットで検索すれば大きな問題にはならないと思います。
「モチベーションの維持」「不安な気持ち」も、正直資格の予備校に通っていても消えることはないので、そんなに気にしなくてもいいと思います。
勉強スペースの確保も、自分の環境で最善の方法をとればいいですよね。
こうみると「自分次第で何とかなる!」と感じますね。
予備校に通って友達ができても、関係のない話で盛り上がって勉強が進まないことはありますよね。
大学受験でも経験しました。。
「独学」の最大のデメリットは何?
「じゃあ、独学で勉強を始めてみよう!」と思ったかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!
実は僕が思う「独学の最大のデメリット」があります。(もったいぶります。)
- 税理士試験は周りの受験生が解ける問題を間違えてはいけない
税理士試験は「配点」が明確にされていませんので一概には言えないかもしれません。
しかし、経験豊富な有識者が口を揃えてこれを強調しています。
つまり、「受験生の正答率が高い問題の配点は高い可能性が高い」ということです。
税理士受験生の多くは、「資格の予備校」を活用して勉強しています。
ですので、独学の受験生が「初見」と感じた問題でも、他の受験生は「この問題以前解いたことがある!」と感じて容易に正解ができてしまうことが考えられます。
では、このデメリットにどのように対応すればいいのでしょうか?
人によっては「大原」「TAC」に申し込んでいる人もいますね。
「万全を期す」ですね。
「独学」のデメリットへの対応方法(経験則)
僕は、「簿記論」「財務諸表論」は基本的に「独学」で合格しました。
ただし、完全に「独学」だったわけではありません。
「資格の予備校」では、5月~7月の直前期では「直前期コース」にカリキュラムが移行します。
僕は、直前期のみ大原予備校に申し込みました。
直前期では、本試験に出題されるであろう問題を中心に講義・実力テストが行われます。
ここで他の受験生と同じ問題を解いていれば、本試験でみんなが解ける問題を落とすリスクは格段に減少すると考えています。
もちろん費用は重みますが、直前期のみの場合は比較的安く申し込むことができます。
僕は「必要な出費」と割り切ってました。
直前期なら比較的安い価格で申し込むことができます。
ご興味があれば問い合わせてみて下さい。
僕が今から税理士試験を勉強する場合どうするか?
今は「効率よく」「低価格」で勉強できる素材が揃っていると思います。
もちろんお金をいくらでもかけることが可能であるのであれば、「資格の予備校」に通うことを考えることをまず考えると思います。
今は「スタディング」という税理士講座もあります。
こちらは「大手予備校」のような実績はないかもしれませんが、「簿記論」「財務諸表論」など比較的合格しやすい科目の場合は、問題ないと僕は思います。
「簿記論」「財務諸表論」の場合は、「独学」又は「安い予備校」
「税法」の場合は、実績のある「大手予備校」を僕は選ぶと思います。