こんにちはピートです。僕は「試験合格組」です。
- 大学4年目 …「簿記論合格」
- 専念1年目 …「財務諸表論合格」「消費税法合格」
- 専念2年目 …「法人税法合格」
- 社会人3年目…「固定資産税合格」
最初の方は独学で勉強していましたが、税理士試験の難易度が想像以上に高く独学で対応できなくなってしまったので「資格の予備校」を受講していました。
高い合格実績で選ぶなら資格の大原 税理士講座高額な受講料を支払いましたが、今となっては良かったと思っています。
さて、受講形態には「教室通学」「オンライン」とありますが、実際どちらの方がいいのでしょうか?
僕はどちらの受講形態も経験していますので、僕の経験を基にみなさんにご紹介させて頂こうと思います。
- 税理士試験を合格を目指している人で、「教室通学」又は「オンライン」で悩んでいる方
スケジュール管理
教室通学
教室通学の場合は、講義のカリキュラムが事前に決まっています。その日の都合が悪い場合などは、別日に振り替えることが可能なのですが「講師が異なる」ことになります。
僕は同じ講師で継続して受講したいタイプです。理由としては、途中で別の講師にした場合は教え方に違いがありしっくりこないことが多々あったからです。
自分のペースを作る意味では事前にカリキュラムがあった方が便利かと思いますが、僕は時間が空いたら集中して講義を受けたり勉強したいタイプなので、その点で教室通学には合わなかったと感じています。
マイペースなタイプです。
夏休みの宿題も継続して行うというよりは、短期集中で終わらせていたタイプでした。
- 事前にスケジュール管理をする人にとってはいいが、マイペースの人は不向きかも?
オンライン
オンラインの場合は、配信日から税理士試験終了日まで自由に何回でも受講することができます。
また、僕が重宝したのが「倍速機能」です。
内容自体難しく理解が困難な章は集中して等倍で聞いていたのですが、基本的に倍速(1.2倍が多かったです。)で聞いていました。
他の作業をしながら聞いていたこともありましたし、聞き逃したら少し戻ってやり直せるのでとても便利でした。
オンライン講座は、マイペースな僕に向いていたと思います。
- 倍速機能及び巻き戻し機能がとても便利です
講師の質
教室通学
僕は学生時代から偏屈な人間でした。教え方が上手くない先生や頼りにならない先生の講義では、自分で勉強した方が早いと考えてしまい、その先生の話を聞くことはありませんでした。
というか、つまらない講義では8割方寝ていました。。
税理士試験でもそのようなことがありました。自宅に一番近い教室での講師は、個人的にあまり好きになれずに集中することができなくなってしまうケースが多々ありました。
僕が都心に住んでいないことも影響があるのかもしれません。郊外より都心の方が人気講師が集まる傾向にあると思いますので。
そういうときは、少し遠めの教室に通って自分が信頼できる講師の講義を受けたことがありました。
一般的にネットで口コミ評価が高い講師は、僕にとってもとてもいい講師でした。口コミの情報はある程度信頼できるような気がします。
講義に集中することができ、理解力も普段の講義の2倍ぐらい高まったと記憶しています。
ただ、時間の都合などにより、いつもその講義に出席できるわけではありませんでした。ですので、後半ではDVD講座に切り替え、予備校のDVDブースで講義を受講するスタイルになりました。
- 教室通学の場合の講師には、当たり外れがある
オンライン
オンラインの講師は、原則として一科目に対して一人です。その講師との相性が悪い場合は、取り返しのつかないことになると思います。
ただ、僕の経験上はオンライン講師はもれなく優秀で分かりやすい講師だけでした。
受講者数が多くなるので、必然と人気講師が割り当てられているのかもしれませんね。
僕は、税理士試験を望むにあたり大半の講義をオンラインで受講していました。
会計科目や主要な税法科目(法人税及び消費税法)はもちろん、ミニ税法も分かりやすい講義で大満足でした。
オンライン講義の場合は、講師に実際会うことができないため不安に思う人もいるかもしれませんが、個人的には心配する必要はないと思います。
- オンライン講座の場合の講師は比較的みんな優秀
自習環境
講義の前後はもちろん、講義が無い日でも解放されている教室があれば自由に自習することができます。
これが僕にとっては大きかったです。家では基本的には集中して勉強することができませんでした。(直前期はモチベーションが高かったので家でも比較的勉強することができましたが。)
図書館などの公共施設でも勉強は可能でしたが、時間が合わなかったり席が空いていなかったりで僕は利用することができませんでした。
カフェで勉強するにしても、長時間居座ることが難しく利用の度にお金がかかるので頻繁には利用することができませんでした。
それに周りの話し声が気になって集中できないことが多々ありました。
耳栓をしていても声が聞こえてきました。。
そのような環境下において、僕は「自習室」は重宝していました。静かな環境で勉強に集中することができました。
- 自習室は無料で使える有用な施設
オンライン
オンラインの場合は、基本的には自宅で受講することになると思います。そのような場合は、必然として自宅で自習することになると思います。
前段で記載した通り、僕は家では集中して勉強することができないタイプです。
その対策として、「自習するために近くの予備校」に僕は通っていました。
会員証を持参していれば自由に自習室を使うことができたので、仕事帰りなどに通って勉強をしていました。
どの予備校でもオンライン講義の場合でも、自由に自習室は使えると思いますが、念のため受付に確認してみて下さい。
ちなみに、たまに自習室内でPCのキーボードを爆音で叩いている人がいましたが、受付にその旨を伝えると注意していくれました。笑
- オンライン講座でも自習室は利用可能
実力試験
教室講座
カリキュラムで頻繁に「実力試験」が組み込まれています。特に直前期では、ほぼ毎週試験と解説を行って試験本番に備えることになります。
教室講座の場合は、本番に近い環境で緊張感を持って試験に臨むことができるので、自分の実力を高めるという面においてとてもいい環境だと思います。
また、その場で解説をしてくれるケースも多く、疑問点があったらその都度講師に確認することができるので、その点もとてもいい環境だと感じていました。
税理士試験受験時は知識も実務経験もなかったので、疑問だらけでした。
僕は些細なことでも質問して納得したいタイプなので、とても有難かったと記憶しています。
周りの受験生と話すことで、彼らの勉強の進捗状況も把握することができるので、モチベーション維持にも繋がっていました。
- 教室講座は実力試験を受ける上では最適の環境
オンライン
オンライン講座では実力試験が送られてくるので、それを自宅で回答して郵送する流れになります。
僕は昔から怠惰な人間で、周りの目が無いとサボってしまいます。ということで、一度も郵送はすることができませんでした。
もちろん税理士試験を合格レベルまで持っていくためには、この実力試験を完全に理解して最終的には完答できなければなりません。
ですので、制限時間は気にせず解答を見ながら解いて理解するスタンスで僕は税理士試験に臨んでいました。
最低でも「3回」は繰り返し解いていたと思います。
苦手な問題は「10回」ほど解いて理解を深めていました。
ただこのスタンスだと、自分の実力が分からず試験に合格できるか不安になります。
ただこの方法でも僕は合格することができたので、結局は自分次第のところはあると思いますが。。
- 自制心が無い人は実力試験の向き合い方に注意が必要
人間関係
教室講座
僕は、学生時代~専念時代にかけて教室講座(オンライン講座が多かったですが。)で受講していました。社会人になってからは時間の都合上、完全にオンライン講座に切り替えましたが。
「受験仲間」を作りたいと当時は思っていたため、何人かと友達になりました。
可愛い女の子と友達になって、一緒にお昼ご飯を食べながら情報交換をしていました。
あの頃は楽しかったな~。笑
人によっては、受験仲間を作ることがモチベーションに繋がったりしていい効果をもたらすのだと思います。やる気が出ない日でも、教室に通学する理由付けにもなりますし。
ただ僕の場合は、受験仲間を作ることはマイナス面も正直多かったです。
僕は先ほど記載した通り怠惰な人間です。ですので、通学はしたのはいいけど受験仲間と喋っているだけの日も多々ありました。
直前期に、これではダメだと思い自分からある程度距離を取りましたが、流されやすい人は気を付ける必要があると思います。
会計士受験生はその傾向がより顕著だった気がします。
自習室に荷物だけ置いて帰ってこない光景をよく見ていました。
- 自制心の無い人は受験仲間との接し方に注意が必要
オンライン講座
僕は、オンライン講座は基本的に「自宅」で受講していました。
気分転換でカフェなどで受講することもありましたが、あまり集中できずに巻き戻して繰り返して見てしまい逆に時間を取ってしまった記憶はあります。
ということで、オンライン講座で受講していたときは受験仲間はできませんでした。
仕事帰りや休日に自習室に通ったりもしましたが、継続的に出向いていたわけではないので顔見知りの知り合いもできませんでした。
タバコ休憩のときは、なぜかいつも同じ会計士受験生と一緒になっていました。笑
ただ、僕の性格上はこちらの方が合っていたような気がします。
僕は、そんなに社交性もなく一人を好む性格です。そんなわけで、受験仲間がいなくてもとくに問題なく、個人的には時間を有効的に使えてよかったと考えています。
- 受験仲間がいなくても問題ないと思う
まとめ
上記で「教室通学」と「オンライン」の比較を行いましたが、以下にまとめます。
ただこれはマイペースで社交的ではない僕の偏った感想ですので、あくまで一つの意見として参考にして頂ければと思います。
総合的に考えたら、僕にとってはオンラインの方が向いていたと思います。