こんにちはピートです。皆さんの職場には「経営理念」はあるでしょうか?
多くの会社では、創業者又は現社長などの経営理念があり、会社のHPなどで公開していることと思います。
今の職場でも経営理念はあるのですが、現社長が先日思い付きで従業員に経営理念の暗記を指示してきました。
僕は経営理念があまり好きではありません。
某飲食店で経営理念の復唱をしている光景をテレビで見たのですが、正直寒気がしました。笑
僕は経営理念を無条件に否定しているわけではありません。経営理念には、創業者や社長などの強い思いが表現されていることもあり、会社の意思決定や判断の礎になっているのであれば必要なものだと思っています。
しかし今の職場では、「若手社員の離職の増加」、「グループ会社の反抗的態度」及び「業績悪化」の原因は経営理念が浸透していないからと社長が思い込んでいて、経営理念の丸暗記さえすればそのようなことが起こらないと考えたようです。
原因はもっと根本的にあると思うのですが。。
それに経営理念は各社そこまで差がでないものだと思っているので、覚えるだけではそれを実行に移すことは難しいと考えています。
しかも、経営理念の暗記は「従業員の人事評価項目」に含まれているようで、給与などの査定に影響があるようです。
僕は「従業員への経営理念の浸透」は会社役員が自ら先頭に立って浸透させるものだと思っています。
具体的には、「なぜこの経営理念を掲げているのか?」を根気強く具体的に従業員に周知すべきだと考えています。
例えば「過去のある出来事からこの経営理念を掲げた」、「この経営理念に沿って行動すれば将来的にこのような効果がある」、などです。
何度も何度も従業員に説明することが必要だと思っています。
評価に直結するということなので、僕は丸暗記するつもりです。ただそんなことをするより、もっとすべきことはあると思っています。
今の職場の社長は、「自己啓発セミナー」にハマっています。
合わせて「【今の職場】55.胡散臭いコンサルとセミナーにはまる中小企業」をご覧ください
もしかしたらそのセミナーで、経営理念の従業員への浸透することの有用性をアドバイスされたのかもしれないですが、そんなことでは従業員は何も響かないと思います。
特に若い世代はそこら辺にドライだと思うので、結果的にはただ覚えて終わりという未来が容易に想像できてしまいます。笑
上層部には、もっと経営戦略やマネジメント戦略を考えて欲しいです。
そうしないと今の世の中生き残っていくことが難しいと思います。