こんにちはピートです。税理士試験で合格できなかったりすると、税理士事務所の職員や事業会社の経理で無資格で働こうという考えになると思います。
正直、仕事としては税理士登録をしていなくても支障がないと思います。そんなことより、実務を行う上での経験や知識を蓄積することが大切だと考えています。
ピート
別に資格を持っていたとしても、できない人はいますしね。
その人次第なところはあると思います。
僕は基本的にはそのような考えなのですが、今回は僕の経験を元に税理士登録をしていてよかった点をまとめてみようと思います。モチベーションが出ない人たちへの助けになればうれしいです。
- 税理士試験のモチベーションが下がっている方
組織での税理士の立ち位置
組織 | 考察 | お勧め度 |
大手税理士法人 | ・合格していた方がいいが、能力があれば無資格でも問題なし (パートナークラスにも無資格者は多数) ・クライアントは大手税理士法人に価値を見出している | ★★★★☆ |
中小零細税理士法人 | ・社内に税理士が多くないので、持っておくととても有利 ・クライアントは税理士が担当してくれると喜ぶ ・クライアントは担当者に価値を見出している | ★★★★★ |
大手事業会社 | ・事業会社では税理士法の関係上、社内税理士と名乗れない (あくまで会社員と個人事業主の税理士を併用) ・会社のブランドのため資格持ちを重用するケースもある | ★★☆☆☆ |
中小零細事業会社 | ・「本当にうちでいいの?」と言われることもある ・必要以上に神格化されるケースもある。 | ★★★☆☆ |
合わせて「【今の職場】38.税理士会費」をご覧ください
あくまで僕の経験での偏った意見ですので、一つの考えて参考にしてもらえばと思います。
大手税理士法人や大手事業会社の場合は、学歴や語学力を重視されると考えています。特に大手事業会社の場合は、移転価格税制対応やグローバル・ミニマム課税の対応など語学力が必要となるケースが増えてきています。
ピート
若い受験生は英語も並行して勉強しておくと、自分の道が広がると思います!
中小零細税理士法人や中小零細事業会社の場合は、実力が重視されると考えています。税理士登録ができるということは、ある程度の能力が担保されているので、税理士であることのメリットは大きいと思います。
まとめ
比較すると、税理士の価値が大きいのは「中小零細組織」だと感じています。
大きい組織になると、会計士や英語能力の方が重用される気がします。ただ、転職市場には英語ができる税理士はあまりいないようなので、それらが備わっている人はチャンスが多いと考えています。