こんにちはピートです。財務デューデリジェンスの書籍を購入した際に、隣に税務に関する似たような書籍が置いてありました。
合わせて「【レビュー】16.財務デューデリジェンスの実務(プライスウォーターハウスクーパース編)」をご覧ください。
税務デューデリジェンスに関しては、僕はある程度知見があるので、そこまで必要はないのかなと思ったのですが、大手税理士法人が発行しているものなので新たな発見があるかなと思い購入してみました。
それなりの値段がしますが、仕事に関する専門書は出し惜しみしないようにしています。
若いころからそれは変わっていません。
書籍
感想
結論としては、読み物としては良かったと思いますが、正直僕にはいらなかったと感じています。
税務デューデリジェンスの流れが記載してあり、業種別や規模による特性などの論点も見ていて興味深かったのですが、個人的には内容が薄い気がします。
ストラクチャリングの方法に関しても、それを専門に記載している専門書の方が詳細に記載してあるし、これ一冊で完結するというよりは、この書籍を読んでみて詳細を知りたい場合は別書籍を購入したほうがいいのかなと思います。
合わせて「【レビュー】4.企業組織再編の会計と税務(税理法人 山田&パートナーズ等著)」をご覧ください。
網羅的に税務デューデリジェンスを理解するという意味では良書だとは思います。
移転価格や関税、アメリカ・中国・インドなどの税務デューデリジェンスに関しても記載しています。
僕はこのような事項を検討するような、高度な実務経験はないので、個人的にはこの論点は勉強になりました。
また10ページほど税務デューデリジェンスの事例が記載されていますが、個人的にはもう少し事例を増やしてほしいと感じました。
色々な事例を知ることは、一種の疑似体験になると思うので、大切なことだと思います。
実務経験にも限界があると思うので。
ただこのような感想を抱くのは、僕が実務経験がある程度あるからだと思うので、実務経験があまりない人は読んでみるのもいいのかなと思います。
個人的な評点
初見で新たな発見があったか? 30/100点
頻繁に読み返す機会があるか? 20/100点
初心者にお勧めできる書籍か? 20/100点