こんにちはピートです。中小企業のクライアントを中心として、「交際費」に関する事項をよく質問されます。
交際費は単純なようで意外と奥深く、場合によっては「給与課税」されることになり、影響が想像以上に大きくなることもあります。
合わせて「【お役立ち情報】3.帰省旅費にご用心!!」をご覧ください。
ネットで調べると、会計事務所を中心として多くの人たちが情報を提供してくれていて大変ありがたく思います。
ただ、その情報に信ぴょう性があるかは判断が難しく、合わせて網羅的に情報を提供をしてくれるサイトは少ないと思います。
僕は今回紹介する書籍を愛読していて、頻繁に読み返す機会が多いです。
この書籍があれば、交際費の基本的な部分については問題ないと考えます!
書籍
感想
この書籍は、大きく分けて以下に分類されています。
① 交際費の概要(条文、申告書の書き方など含む。)
② 得意先等との接待飲食費の取扱い(5,000円基準(※1)など含む。)
③ 質疑応答事例(会議費と交際費の区分など含む。)
(※1) 令和6年度税制改正で10,000円基準に改正予定
ある程度法人税の知識がある人はもちろん、知識がそこまでない人でも理解できる内容なのかなと思います。
とくに「会議費、福利厚生費や給与と交際費の区分など」が丁寧に説明されていて、迷った場合にとても重宝できる書籍だと感じています。
また、有識者である著者の私見も記載されており、考え方などとても参考になります。
交際費はグレーな部分もあるので、考え方を学べるのはありがたいですね。
質疑応答事例は「260件以上」もあり、調べたい事項がそのまま事例に載っていることも頻繁にあります。
また、税務調査での注意点に関しても記載されており、交際費に関して網羅的・詳細に記載されている印象です。
そういう意味では、1冊手元に置いておくと役立つ機会は頻繁にあると思います。
個人的な評点
初見で新たな発見があったか? 70/100点
頻繁に読み返す機会があるか? 95/100点
初心者にお勧めできる書籍か? 70/100点