こんにちはピートです。僕が20代前半の頃から、ネットで「会計事務所の就業環境」の口コミを容易に検索できる環境でした。
当時から「会計事務所の劣悪な環境」が複数書き込まれていたので、僕の会計事務所への印象は最悪でした。
税理士としてやっていくためには、会計事務所経験することは必須だとは思いますが。
僕自身は、「会計事務所を2社」就労してきました。
合わせて「【就職/転職体験記】3.税理士法人に就職(初めての就職)」をご覧ください
「小規模税理士法人」と「大手税理士法人」を経験してきましたが、どちらもネットで言われているような劣悪な環境ではありませんでした。
単純に運がいいだけかもしれませんが。。
- 基本給は若手で30万円ほど。残業代はなかったがインセンティブ報酬は大きかった。
- 残業は繁忙期は60h/月ほどあったが、通常はほとんどなかった。(年収は550万円ほど)
- 人間関係は良好で、上司含めて面倒見や人当たりのイイ人ばかりだった。
- 基本給は中堅で40万円ほど。残業代は普通に出て賞与は4ケ月/年ほどあった。
- 残業は年間を通して100h/月ほどあり、僕は数年で身体を壊した。(年収は1,000万円弱)
- 人間関係は割とドライで、仕事ができない人は退職勧奨されていた。
こんな感じで働いた分は報われる環境でしたし、色々と幅広く学べる環境だったと思います。
その代わり「福利厚生はほとんどない」といっていいかと思います。会計事務所によっては、退職金制度など比較的充実しているところもあると思いますが、僕が勤めていたところではありませんでした。
長期で働く予定がない人にとってはいいとは思いますが、できるだけ長く働きたいと考えている人にとっては物足りない環境ですね。。
さて、「事業会社」というと千差万別な気がします。
正直一般的にホワイト企業と言われているようなところでは、税理士法人と比べ物にならない待遇があると思いますが、全ての事業会社にそれが当てはまるわけではありません。
現に僕が今働いている事業会社では、福利厚生がほとんどありません。
さすがに通勤手当ぐらいは支給されますが、退職金もほとんど出ず住宅手当(借上社宅制度)もありません。
給与も賞与も、そこら辺の会計事務所よりもらっていないと思います。
さらに「くだらない社内政治」と「パワハラ・セクハラ」が蔓延しています。
環境面では正直いいところはありません。笑
その代わり、僕が今まで経験してきたことが無い業務である「連結」及び「開示」をさせてもらっています。
僕にはこれがとても大きくて、将来のキャリアを考えると有用なことだと考えています。
連結業務が楽しくなってきています。
マニュアルやノウハウがない中頑張っていますが、自分の成長を感じます。
このように、個人的には「税理士事務所」も捨てたもんではないと思います。
ただ、せっかく税理士事務所で勤務しているなら院免除をしてでも「税理士資格」を頑張って取った方が次につながると思います。