【レビュー】27.貸倒損失・貸倒引当金(植木康彦著)

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レビュー

 こんにちはピートです。「貸倒損失・貸倒引当金」は、税務上重要な論点ですが、意外と複雑で迷うケースも多いと思います。

 僕は、若いころ「金融機関」の税務を担当することが多く、よく貸倒損失の妥当性に関して検討していたことを思い出します。

ピート
ピート

議事録などを確認していると、想像以上に夜逃げしている債務者が多く、とても驚いたことを覚えています。

 さて今回は、そんな実務上迷う機会が多い「貸倒損失・貸倒引当金」に関して、僕が参考にしている書籍をご紹介します。

書籍

 僕は初版を持っています。最新の第2版には、「新型コロナウイルス感染症と債権放棄の解説」を追加しているようです。

 この書籍は、大きく以下に分類されています。

分類

① 貸倒引当金

② 貸倒損失

③ 貸倒処理の判断事例

 Q&A形式(50ほどで文章が書かれているので、だらだら文字が続くわけではなくメリハリをつけて要点を押されることができます。

 全体的に一般的な事項が記載されている印象を受けますが、要点を整理して簡潔に書かれているので個人的には見やすくていいと思います。

 また、貸倒処理の判断事例では、よくあるケースでの判断するための思考過程が書かれていて、参考になると思います。

ピート
ピート

とくに貸倒損失はグレーな箇所も多く、エビデンスを準備してしっかり理論立てて説明できるようにすることが大切ですからね。

 もう少し詳細に記載されている書籍もあるのですが、個人的にはこのぐらいシンプルの方が使いやすいのかなと思います。

個人的な評点

初見で新たな発見があったか? 60/100点

頻繁に読み返す機会があるか? 60/100点

初心者にお勧めできる書籍か? 50/100点

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