【レビュー】29.別表四、五(一)のケース・スタディ(成松洋一著)

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レビュー

 こんにちはピートです。僕は法人税の実務経験が豊富なので、申告書の作成に関する書籍は今のところ必要とはしていません。

 ただ、「法人税申告書の作成に関するセミナーや勉強会」の講師をする機会が複数あったので、この書籍を購入して配布資料の参考にしました。

ピート
ピート

事業会社の人にとっては、基本的に1年に1回しか申告書を作成しないので、記憶には残りませんよね。

書籍

感想

 僕は令和元年度版を持っているので、少し古い書籍となります。令和5年度版には、インボイスや保険に関するに申告調整事例などを多数追加されているようです。

 この書籍は、大きく以下に分類されています。

分類

① 申告書の概要

② 売上に関する事項の処理

③ 原価、販管費に関する事項の処理

④ 営業外収益、費用に関する事項の処理

⑤ 剰余金処分、資本等取引に関する事項の処理

⑥ 消費税に関する事項の処理

 最新の令和5年度版では、300以上の例題から申告書の作成方法を解説していて、大体の別表調整項目はこの書籍を参考にすれば自分で作成することができると思います。

ピート
ピート

分量が多いので辞書代わりとして使えると思います。

 また当期の処理だけではなく、翌期以降の処理まで載っているので、実務経験に乏しい人にとってはとてもありがたい書籍になっていると思います。

 定期的に改訂版が出るということは、それだけ人気があるということだと思いますが、解説の上手さや分量などを考慮すると当然なのかなと感じました。

個人的な評点

初見で新たな発見があったか? 50/100点

頻繁に読み返す機会があるか? 70/100点

初心者にお勧めできる書籍か? 60/100点

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